看護方式・勤務体制
時代に柔軟に即応した、斬新な体制づくりを確立
 平均在院日数の減少や24時間濃厚な医療が求められる中で、慈恵では看護方式はモジュール型継続受け持ち方式を、勤務体制は二交替制を実施しています。看護体制・勤務体制は、医療環境がめまぐるしく変化する時代に柔軟に即応する必要があります。モジュール型継続受け持ち方式を基本にしつつも、各部署の特殊性に応じて一部機能別看護を取り入れるなど、チーム力・互いのサポート力を活かし、ケアの質的向上を図っています。
 
■モジュール型継続受け持ちとは
 1つの看護単位を2〜3のモジュール(チーム)に分け、各チーム内で看護師と患者さんが1対1で向き合い、患者さまの入院から退院までの継続した看護に責任を持つ。そしてその受け持ち看護師をチーム全体がバックアップする。これがモジュール型継続受け持ち方式です。チームのメンバーは8〜12名、各年代の看護師で構成されます。メンバーは各々2〜3名の患者さん(日常業務においては他スタッフのフォローを含め、4〜5名を担当)を受け持ち、各チームのリーダーは主にチームスタッフの教育とケアの評価、助言にあたります。こうしてチーム力を活かして、お互いをフォローしあいながら、患者さんに必要な看護を提供していきます。患者さんが安心できるような体制を維持しつつ、全人的な看護をすることが大きな目的です。
モジュール型継続受け持ち制
 
 

■二交替制
 二交替制は質の高い看護を実践するために看護師が意見を出し合い導入されました。この勤務体制により、患者さんのケアの必要性が高い時間帯に、情報を共有したスタッフによって継続した適切なケアが実践できます。また看護師自身のライフサイクルにもよりゆとりが生まれています。

二交代制 表