日本大学板橋病院理念に掲げる医療を、医療チームで総合的に効果的に提供できるように関わり、医療の進歩・社会の要請に応じた専門性の高い看護を実践する。
患者家族の権利および人間性を尊重し、常に患者の立場に立った論理的、且つ人間愛に基づく心のかよう看護を提供する。
患者個々が患者中心の質の高い看護を受けられるようにし、看護に責任を持つ。
看護の役割機能を果たすために専門的・主体的看護、および質の高いより良い看護のための研究を追求し、自己の能力向上・人間的成長に努める。
頼りにされる看護師。安心して話ができる看護師。専門的な知識や技術、高度な看護はもちろん必要ですが、看護師として大切なことは患者さんからの信頼です。
大学病院の看護師として期待されることも、求められることも多い中、あせらず、自分の看護をていねいに形にしていけるよう、私たちはみんなで新人看護師を支え、自信を持たせる教育をしています。自分の看護を見つけ、自信を持って実践することで、本当の信頼を得られる看護師を目指してください。
看護部長 立原 幸子
医学の臨床教育研究機関としての役割を持つ当院は、
特定機能病院として、高度で先進的な医療を提供するとともに、
他の医療機関との密な連携により地域医療の中心的な役割を果たし、
救急センターを有する救急指定病院としても広く医療に取り組んでいます。
また、総合周産期母子医療センター、睡眠センター、がん診療連携拠点病院といった専門分野でも、
QOL向上のニーズに対応できる環境を整えています。
地域医療機関との連携の充実を図り、最新医療設備とスタッフのチームワークにより、
患者さんにとって常に「安全」で「安心」「信頼」していただける医療の提供に努めてまいります。
■病院概要
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開設
昭和10年5月1日
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病院長
澤 充
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看護部長
立原幸子
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職員数
1,290名
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病床数
1,037床
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外来患者数
2,400名(1日平均)
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入院患者数
903名(1日平均)
■看護部体制
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看護方式
固定チームナーシング方式・モジュールナーシング方式
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基本料
一般病棟入院基本料 10:1
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勤務体制
変則2交替制(手術室は日・祝日が日当直制)
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勤務時間
○
外来
○
病棟
○
救命救急センター
日勤/8:00〜16:00 夜勤/16:00〜8:00
■病棟単位
○消化器・肝臓内科、
糖尿病・代謝内科病棟
○平成11年入職
○日本大学医学部附属
看護専門学校卒
市川洋子
○患者さんに無理をさせない
糖尿病の患者さんは自分の疾患を認識するとともに、日常生活において、特に食生活における注意が必要になります。食事の制限というものはつらいもの。それをできるだけ楽しく、苦痛にならないように生活の中に組み込める方法や内容を考え、指導するのが糖尿病療養指導士としての役割です。「あれを食べてはいけない」と制限するのではなく、「こうしたらどうですか?」と代案を考え、患者さんの負担にならないような指導をしています。
糖尿病の管理は思うようにできないことも少なくありませんが、少しずつ、自分の食生活に注意を払うようになり、変わっていく患者さんをみていくことがうれしくもあり、やりがいにもつながります。糖尿病は少し生活を変えるだけで、合併症を防ぐこともできます。退院後も元気に日常生活を送れるよう、糖尿病についてより深く理解してもらえるような指導をしていきたいですね。
○学ぶ意欲を大切にしてスキルアップを
入職したときから救命への思い入れが強く、もっと勉強したい、さらに仲間や後輩に学んだことを教えられるようになりたい、と思ったことがACLSの資格を取るきっかけとなりました。現在は、院内・外でAEDやBLS、ACLSの講習会や勉強会を中心に活動しています。新人教育の救急の研修も担当していますよ。
講習会に参加する人がすべて意欲的であるとは限りませんから、知識や技術を得ることで、現場や日常生活の中でどのように生かされたか、という経験を踏まえて話をするなど、興味を持ってもらえるよう、また、同じ目線で指導することを大切にしています。インストラクターとしてのプレッシャーは大きく、時々くじけそうになりますが、勉強会などに参加して新しい刺激を受けるようにしています。目標や理想に向かって行動を起こすことは勇気のいることです。自分の活動する姿が、やりたいことを実行するうえで、励みになり力になれればと思っています。
○脳神経外科病棟
○平成5年入職
○東京都立府中看護
専門学校卒
佐藤久美
○救命救急センター(NICU)
○平成14年入職
○聖マリア学院短期大学卒
徳永陽一
○人として生きていくための援助をする
ちょっとした事が患者さんの命、家族の人生へ影響を及ぼす。それが救命救急センターです。看護師は常に緊張感を持ち、バイタルサインをはじめ、すべてのことに気を配らなければなりません。異常を見抜く観察力・迅速な判断・的確な処置・家族への配慮。どれも救命救急センターの看護師に求められることです。
しかし看護の基本は、人として人間らしく生きていくことに対する援助です。体の向きを変えたり、排泄のケアをしたり、その患者さんが日常生活において今まで当たり前(自然)にできていたことを、代わりに援助することが自分たちの仕事です。思疎通ができない患者さんの声にならない思いを感じ、理解して、より快適により早く快方に向かうためのケアを医師と相談しながら実践しています。適切なアセスメントが求められる救命救急センターの看護師。(責任も)やりがいも大きいですよ。
○前向きなパワーを生む声掛け
配属1日目で、いい意味で裏切られたというか、新鮮でした。それは、病棟全体が前向きな活気に満ちていたからです。脳神経系の疾患による麻痺などに直面し、苦しんでいる患者さんの多い、重い空気を想像していました。でもそれは看護師の声掛けひとつなのだということを最初に学びました。ご自分の状態を受け入れられるようになるまでの盛り立て方、受け入れられたら次にがんばるための声掛け、それを持続させるための声掛けと、区別して実践できている先輩たちって純粋にすごいなと思います。それがあるからこそ患者さんたちも前向きにがんばることができるのですね。
いつも先輩から言われているのは、声掛けと観察です。病棟では誰もが常に患者さんの安全面と快適さを考えています。そして少しでも患者さんが快適に過ごせるような改善点を見つけたら、医師にも提案するのです。私も先輩を見習って、患者さんのために観察力と判断力を磨いていきます。
○脳神経外科病棟
○平成22年入職
○沖縄看護専門学校卒
大城恵理
救急看護認定看護師
西尾治美
皮膚・排泄ケア
認定看護師
小林由加子
皮膚・排泄ケア
認定看護師
山田尚子
集中ケア認定看護師
安部斉子
緩和ケア認定看護師
本 真季
がん化学療法看護
認定看護師
小林公子
がん性疼痛看護
認定看護師
藤田智子
訪問看護認定看護師
鹿渡登史子
感染管理看護
認定看護師
小林広和
透析看護認定看護師
大塚恵子
手術看護認定看護師
神山啓子
がん化学療法看護
認定看護師
幸坂知美
"病院までは徒歩5分と通勤にも便利な看護師寮。キッチン、ユニットバス、エアコン、ベッドを完備しています。エントランスはオートロック方式だから、安心です。東武東上線大山駅までは徒歩12分。池袋までなら電車で約10分と近くショッピングにも便利な立地です。また看護師寮は全部で5ヵ所あります。
○小児科病棟
○平成17年入職
○日本大学医学部附属
看護専門学校卒
中山美咲
趣味のアロマセラピーをスキルアップしていきたい
入職して1年が過ぎた頃、意識障害のある患者さんやご家族に対し、私なりの看護ができないかと考えるようになりました。もともと、プライベートでアロマセラピーを楽しんでいたのですが、嗅覚と脳は密接な関わりがあると知ったのも同じ頃でした。専門的な知識や技術を身につけたいと、アロマセラピーの学校に通うことを決意。仕事の合間に勉強を続け、日本アロマ環境協会のアロマセラピーアドバイザー資格を取得しました。
今後はスキルアップを目標にオフを楽しみ、患者さんやご家族とベッドサイドで深く関わっていける、私らしい看護を目指します。
休日を心いくまで楽しむ
サイクリング、写真、絵画、アウトドア、スキー、ロードバイク、釣り、ドライブ…。とにかく趣味は多いです。どんなことにも興味がわき、挑戦してみたくなります。今シーズンは10回ほどスキーに出かけました。たくさんの仲間とワイワイ騒ぎながら好きなことをするのは楽しいですね。休日をしっかり楽しむことで、仕事への意欲もわいてくるんです。ONとOFFを意識して分け精神と体のコントロールをすることも、プロとしては大切なことです。
多くの趣味のおかげで見聞も広がり、患者さんといろいろな話をすることができます。話の中で患者さんの意外な一面を知ることも。何より、興味のある話をしているときの患者さんはいい笑顔をしています。これからも色々なものにチャレンジして、視野を広げ、患者さんの笑顔を引き出すことができる看護師でいたいですね。
○救命救急センター
○平成19年入職
○浦和学院専門学校
看護学科卒
星野裕一
■バスの場合
JR池袋駅西口公園前4番乗場より「日大病院」行(国際興業バス)で約20分
■電車の場合
東武東上線大山駅南口下車徒歩約15分