- 医療チームの一員として責任をもち、創造性豊かな思いやりのある看護を実践します。
- 看護部は病院の理念を基盤とし、社会の変動、医療の進歩に伴い、その要請に応じた看護を提供します。常に患者さんの立場にたち、患者さんを尊重し、個々のニーズに応じた看護サービスの提供をめざします。専門職として常に看護の本質を追求し、科学的、創造的、かつ主体性のある看護をめざし、医療チームの一員としてその役割を果たします。
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- 1.個々の患者さんに適した看護サービスを提供する。
- 2.看護職員が生きがいをもって看護に従事する。
- 3.チーム医療の中での看護の役割を自覚し、
他職種との調和をはかる。 - 4.一人ひとりの看護職員が自己啓発につとめる。
看護職は患者さんが早期に健康を回復し社会復帰できるよう、あるいは最後までその人らしい生活が送れるよう療養生活を支援します。
看護部は、病院の様々な診療場面で看護の専門性を発揮して看護職としての役割を果たせるような体制を整えています。

- 外来看護
- 外来は、救急搬送ではない限り患者さんが最初に訪れる場所であり、病院の第一印象を決めることもある大切な部署です。外来看護師が患者さんに主体的に関わり、診療の補助、調整、介助だけでなく、疾患、治療に対する専門的知識や経験を用い、多数の患者さんを支援します。療養支援の必要な患者さんに気づき、捉え、そして在宅支援へとつないでいくなど、その後のケアにおいて重要な役割を果たしています。

- NICU(新生児看護)
- NICUでは、観察力とアセスメント力が求められます。また、治療を完全に行うだけでなく、新生児の成長発達を阻害しない看護が重要です。そのために、ディベロップメンタルケアの概念に基づきながら、室内環境の整備、看護ケアや処置のタイミング調整、ご家族の育児支援を行っています。同フロアの小児や成人病棟、ICUなどのスタッフと共に、様々な視点から新生児たちを支えられることがNICU看護の特徴です。

- 手術看護
- 手術看護は、器械出し看護師と外回り看護師の2つに分類できます。器械出し看護師は手術進行と状況を判断し術野から目を離せない医師へ、その都度最適な器械を選択し渡します。外回り看護師は術前訪問で不安のある患者さんの心に寄り添い、また、全身状態を把握し、手術における合併症がないよう、担当医、麻酔医と連携をとりながら、患者さんが安全で安楽に手術を受けられるよう支援しています。

- 病棟看護
- 患者さんの傍らに最も長くいる看護師として、一日も早い回復を願って看護ケアを提供しています。患者さんとそのご家族の気持ちをくみ取りながら看護の専門知識を生かし、患者さんが少しでも安全安楽に入院生活を過ごせるように支援することを心がけています。私たちの言動が患者さんに及ぼす影響は大きいので、言葉や行為を慎重に選び、わかりやすく伝えることで、信頼関係を築くことが大切です。

- 光学医療診療部看護
- 内視鏡検査を受ける患者さんの不安を軽減するための説明や声かけ、検査前後を通しての援助を中心に行っています。検査前の下剤内服、検査中の麻酔使用、検査後の苦痛など、患者さんの安全安楽の変調や不安が増強するリスクは高いので、短時間で多くの患者さんと関わる中でも、その異変や不安、個々のリスクに気づくことが重要。一人ひとりの患者さんの安全安楽を確実にできるよう心がけて日々看護にあたっています。

- 外来化学療法看護
- 外来への通院で悪性腫瘍などに対する化学療法を受けながら、今までの社会・家族生活を維持する患者さんが増えています。しかし、自宅で出現する副作用や心理的苦痛には患者さんご自身で対処する必要があり、必要な援助は何かを見極めて支援していくことが求められます。私たちは主治医をはじめとした医療チームとして、患者さんの個別性を重視した対策に取り組んでいます。

- 血液浄化療法部看護
- 様々な疾患をもつ患者さんが多く、幅広い看護を学ぶ機会があります。治療時間が3〜4時間と長いこともあり患者さんとじっくり向き合い、クリティカルな状況に対応する看護が求められます。まず安全安楽に、そして少しでも苦痛や不安を軽減して快適に治療が受けられるよう、多職種との連携を密にして“究極のチーム医療”を目指しています。

- 放射線看護
- X線透視下で血管カテーテルを操作し、血管の中から臓器を見て検査・治療を行います。高度な技術を必要とし、副作用や合併症が起こる可能性もあるため細心の注意と観察力が求められる看護領域です。現在、IVR認定看護師が2名在籍し、スタッフ指導にあたっています。医療・放射線技師・臨床工学士・看護師などたくさんのスタッフと関わりながら連携を取る機会が多く、また、実践能力のあるベテラン看護師から専門的な知識を、広く深く学ぶことができます。
